Iラインの黒ずみ効果がほとんどないおすすめではないクリームとは?
デリケートゾーンの黒ずみケアクリームとして販売されている物で、Iラインなどの黒ずみの原因であるメラニンを抑制する効果があるクリームなら黒ずみ改善効果は見込めます。
ですが、メラニンに対して全く効果が無い成分しか配合されていないクリームは幾ら塗っても黒ずみは改善されない可能性が大きいでしょう。
例えばどんなクリームがそれにあたるのかを説明していきます。
ニベアクリームはIラインの黒ずみにはほとんど効果なし
どこの家庭にもだいたい1つは置いてあるニベアの青缶。
自分が持っていなくてもお母さんが使っているので洗面台のどこかに置いてあったりして、ニベアならIラインの黒ずみに効くのでは?とついつい思いがちです。
ニベアクリームの成分を見ると黒ずみ改善効果があるのか無いのかがわかります。
ニベアクリーム成分:水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料
メラニン生成を抑制する成分で説明している、メラニンを抑制する成分、「アルブチン」「ビタミンC誘導体」「トラネキサム酸」「水溶性プラセンタエキス」「ハイドロキノン」などは全く配合されていません。
ニベアは保湿に優れたクリームなので、保湿力を高めて乾燥を防ぐということでは黒ずみを出来なくする効果はあるものの、色素沈着してしまったメラニンには全く効果が無いでしょう。
特にIラインで使用する場合は注意が必要です。基本的にデリケートゾーンでの使用を前提に作られていないクリームのため、特に皮膚の薄いIラインでの使用はしない方が無難。
Vラインでの使用(あくまでも保湿として)にとどめておいた方が良いでしょう。
オロナイン軟膏はIラインに使ってはいけないクリーム
オロナイン軟膏も各家庭にたいてい1つは置いてある医薬品。
あまりにも効果効能が多いためにひょっとしてIラインなどの黒ずみにも効果があるんじゃないか?と思われがちです。
オロナイン軟膏の効果効能
にきび、吹出物、はたけ、火傷(かるいもの)、ひび、しもやけ、あかぎれ、きず、水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、しらくも
オロナイン軟膏やっぱスゴイ!
こんなにいろんな効果効能があるならIラインなどの黒ずみにも効果がありそうだけど??
たしかに効果効能は万能薬に見えて、黒ずみにも効果があるように思ってしまいますが、オロナイン軟膏の成分を知っておく必要があります。
オロナイン軟膏成分
1g中
本剤は殺菌作用を有するクロルヘキシジングルコン酸塩を配合した親水性軟膏です。
1g中にクロルヘキシジングルコン酸塩液(20%)を10mg含有します。
なお、添加物としてラウロマクロゴール、ポリソルベート80、硫酸Al/K、マクロゴール、グリセリン、オリブ油、ステアリルアルコール、サラシミツロウ、ワセリン、自己乳化型ステアリン酸グリセリル、香料、精製水を含有します。
各成分の効果の詳細説明は省きますがざっくり説明すると、まず主成分のクロルヘキシジングルコン酸塩はオロナイン軟膏は殺菌と消毒の効果がある医薬品です。
他の成分も洗浄機能や炎症を抑える成分などで構成されています。
上でも説明したメラニンを抑制する成分は全く配合されていません。
特に気を付けるべきポイントとして、殺菌効果がある医薬品なので、特にIラインで使用してしまうと膣内の常在菌を殺菌してしまい、外部から余計な菌を取り込んでしまう可能性もあります。
思わぬ膣の病気になる可能性があるのと、膣内の常在菌が殺菌されることで臭いを発してしまう可能性もあるので、特にIラインでの使用はしない方が良いでしょう。
黒ずみ改善効果が見込めないうえに病気や臭いの原因になってしまうなら使わない方が絶対いいですね。
ワセリンにもメラニン抑制成分は無し
ワセリンは石油を精製して作られた油脂のかたまりです。
メラニン抑制成分は入っていません。
とはいえニベアクリームの成分にも配合されているように、ワセリンには保湿効果が見込めます。
デリケートゾーンは大きな血液やリンパ節のある部位なので血流循環改善の効果が高いです。
ワセリンを使って周囲をマッサージすることで血液やリンパの流れを良くし、保湿効果や皮膚のターンオーバーの促進をさせる効果が見込めます。
ワセリンを使ったデリケートゾーンのマッサージ方法を紹介しているサイトがあるので、そちらを参考にしてみてください。
メラニンの色素沈着には使えないが、保湿やマッサージで黒ずみ予防としては使える
ワセリンはグレードが高いほど不純物が少ないので、できるだけグレードの高いワセリンを選びましょう。
不純物が多い順だと⇒黄色ワセリン>白色ワセリン>プロペト>サンホワイト なので
プロペトかサンホワイト辺りがおススメです。
ワキレホワイトはデリケートゾーンでは使わないこと
ワキレホワイトの正式名称は「メンソレータム わきの黒ずみに ワキレホワイト ワキ用美容クリーム 20g」です。
ロート製薬が販売している「基礎化粧品」になります。
医薬品でも医薬部外品でもありません。
成分を見てみると、
原材料・成分
<成分>水、DPG、ポリアクリルアミド、3-O-エチルアスコルビン酸(高浸透ビタミンC誘導体)、クエン酸、クエン酸Na、メマツヨイグサ種子エキス、アロエベラ葉エキス、プルーン分解物、ヒアルロン酸Na、スクワラン、グリチルリチン酸2K、O-シメン-5-オール、(C13,14)イソパラフィン、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、バチルアルコール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、EDTA-2Na、ポリソルベート60、ラウレス-7、BG、香料
メラニン抑制ができる成分として「3-O-エチルアスコルビン酸(高浸透ビタミンC誘導体)」が配合されていますが、あくまでもうるおい成分ということなので、医薬部外品レベルの分量は配合されていません。
ワキレホワイトは「古い角質によるワキの黒ずみを集中ケア。角質を柔らかくほぐし、角質層まで浸透。古い角質をオフして(ふき取りによる)透明感のあるキレイなワキへ」
という基礎化粧品なのでメラニン抑制というよりかは角質ケアの商品です。
なんといっても注意すべきポイントは「ワキ用クリーム」だということです。
デリケートゾーン(Iライン)の皮膚の薄さは通常の皮膚に比べ40分の1しかありません。
そんな敏感な部分にワキ用クリームを使うことはやめた方が無難。
デリケートゾーン専用クリームがちゃんとあるので、そちらを使うべきです。
アットコスメのバカな読者?ブログでワキレホワイトがデリケートゾーンの黒ずみケアクリーム1位で紹介されていました。
デリケートゾーンの黒ずみに効果がある市販のクリームは?おすすめ商品と口コミを紹介(アットコスメブログ)
このアットコスメブログの内容がいかに無知かというと、
「ワキの皮膚も敏感なため、デリケートゾーンに使っても問題ないでしょう」
とワキの皮膚とデリケートゾーンの皮膚を”いっしょくた”にしているところ。
ホントバカ丸出しですね。
口コミ情報もいくつか載せてありましたが、口コミ情報の出典元も開示されていません。
そもそも「デリケートゾーンに使って黒ずみが改善された」という口コミでもないので信ぴょう性が全く無い口コミ情報と言えます。
このアットコスメブログのバカ丸出し加減は、2位にハイドロキノン配合のオバジHQを紹介しているところ。
1位の段階でバカ丸出しなのに、さらにバカを上塗りしてるといえます。
メラニン生成を抑制する成分で説明していますが、ハイドロキノンは不安定な成分のため、素人判断で使うものではありませんし、デリケートゾーンで使うのはもってのほかです。
市販のハイドロキノン配合の化粧品は配合されている量も少ないため、メラニン抑制効果は薄いでしょう。
更に言うと、オバジHQもデリケートゾーン専用クリームではありません。
デリケートゾーンで使用することを想定されていないのです。
口コミ情報はワキレホワイトと同じく「口コミ情報の出典元が明らかになっていない」&「デリケートゾーンで使用して黒ずみが改善されたという内容ではない」というダブルパンチで全く信用できない口コミ情報。
このランキングを見たのかどうかは定かではありませんが、勘違いする中学生などが「ワキレホワイトをVIOの黒ずみ改善に使おうかと思っている」とヤフー知恵袋で相談されていました。
何度も言いますが、デリケートゾーンの皮膚の薄さは通常の皮膚に比べて40分の1の薄さしかありません。
デリケートゾーン専用に設計されていないクリームをデリケートゾーン(特にIライン)で使うのは非常にリスクが高いことを覚えておきましょう。
海外製(インド製)の「ユークロマクリーム」や「メラケアフォルテクリーム」などは絶対にデリケートゾーンで使ってはいけないという記事はこちら⇒海外製(インド製)黒ずみクリームの皮膚トラブルが急増中