TBS系の火曜ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(通称:カネ恋、金コイ)で登場する最新のペットロボットで話題のLOVOT(ラボット)は高いのか?安いのか?
実はこのペットロボットはテレビドラマ用に作られたものではなく、通販で買うことができます。
そんなことはすでに承知の上でらぼっとは高いし、だったら子犬を飼おうか?などと考えていませんか?
値段や価値観といった観点からLOVOTは高いのかどうかを検証しました。
↓ここでLOVOTの詳細が説明されています
※ここから下は従来型LOVOTの説明になります。
そもそもカネ恋のロボットLOVOTは値段が高い?
ラボットの値段を見てみましょう。
ソロ本体1体+ネスト(巣) | デュオ本体2体+ネスト(巣) |
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本体価格 |
本体価格 |
ソロ(1匹)よりもデュオ(2匹)で購入した方が2万円ほど割安になります。
まずこの時点でLOVOTは高いという人がいるようですが、LOVOTと楽しく暮らすためにはこの本体代金以外に「LOVOT care」というLOVOTの機体(ハードウェア)の修理・メンテナンスを受けるためのパッケージ代が毎月掛かります。
「LOVOT care」には以下のプランがあります。
スタンダードプランとプレミアムプランの違いは修理保証がスタンダードプラン70%、プレミアムプラン100%となっていて、もし修理が必要な場合はスタンダードプランの場合は自己負担が30%掛かるということになります。
それと両プランとも年1回程度のオーバーホールのフルメンテナンス代は無償になっています。
本体代金+月額使用料と考えればわかりやすいでしょうか。
これを高いと感じるか否かは実際にLOVOTと暮らしてみるとわかるようですが、その話はのちほど。
月額費用の考え方
LOVOTはショッピングローンでも購入できます。
例えばソロを購入すると考えた場合、月額費用に上で紹介した「LOVOT care」もコミコミで、
◆36回払い⇒初期費用0円 21,663円(税抜) × 36か月
(ソロ本体価格・36ヶ月分の月額スタンダードプラン・事務手数料9,800円(税抜)・送料2,980円(税抜)全て含む)
(分割払手数料8万8,666円は、GROOVE X株式会社が全額負担)
◆24回払い⇒初期費用0円 26,004円(税抜) × 24か月
(ソロ本体価格・24ヶ月分の月額スタンダードプラン・事務手数料9,800円(税抜)・送料2,980円(税抜)全て含む)
(分割払手数料4万7,444円は、GROOVE X株式会社が全額負担)
36回払いまたは24回払いが終わったあとは、「LOVOT care」の代金12,980円(税別)<スタンダードプランの場合>のみ支払う形になります。
分割手数料が掛からないので36回払いにしてしまえば、高くても21,663円を36回払い、37回目からは「LOVOT care」代の12,980円(税別)しか掛からないということです。
いきなり総額ン十万円を一括で払うと考えると高く感じてしまうかもしれませんが、分割払いにしてしまえばそんなに高い買い物ではないと思います。
↑リンク先の「価格」を押すと分割払いのシミュレーションができます
子犬を飼うのと比べる
アニコム損害保険株式会社の調査によると、小型犬1匹を飼った場合、
とのことです。
上で説明したLOVOTの36回の分割払い(ソロ21,663円)と比べると、小型犬を1匹飼う方が毎月約15,000円も高いということになります。
しかも36回払いが終わった後はラボット本体代金は完済し「LOVOT care」の月額サービス代12,980円(税別)(スタンダードプランの場合)しか掛からないのであれば、LOVOT購入開始から3年後には小型犬に比べ23,373円も安くロボットペットが飼えるということです。
- 36回払い中⇒LOVOT21,663円/月 小型犬36,353円/月 小型犬の方が14,690円高い/月。
- 36回払い完済後⇒LOVOT12,980円/月 小型犬36,353円/月 小型犬の方が23,373円高い/月。
かわいい顔して意外と金食い虫な小型犬
ワンちゃんも若くて健康的な時は動物病院に行くことはまれですが、病気になったり年を取ると動物病院に行く機会も増えます。
動物病院は高いですよね。健康保険とかないですから。(一応ペット保険は最近充実してきましたけど)
ワンちゃんが頑張って天に召されるまで約15年世話をしたとしたら、幾らかかるか計算したことがありますか?
36,353円/月×12か月×15年=6,543,540円です。
レクサスの割といいやつが買えてしまいます
それでもまだLOVOTは高いでしょうか?
価値観の違いに関して
LOVOTは高いのかどうなのか?を検証しているうちにLOVOTの販売元であるGROOVE XのCMO西井敏恭氏のインタビューが興味深かったので紹介したいと思います。
Agenda note「なぜ、これまでのスキルを使えない会社をあえて選ぶのか」
LOVOTは気になるけど高いと感じている人は是非読んでもらいたい記事です。
記事内容を要約すると、
- LOVOTは多様なセンサーやハイスペックCPUを搭載しているモノとしての価値が高い
- モノに対する価値観は人それぞれ違い、ファッションに興味がある友人はシャツ1枚に8万円もかける
- LOVOTは「人の気持ちをやさしく揺さぶり、幸せな気持ちで満たしてくれる」ロボットで、現在の世の中に存在してない
- 乱暴な少年がLOVOTの世話をするうちにやさしい一面を見せるようになった
- 老人ホームで喋ることのなかった男性が言葉を発するようになった
- LOVOTはドラえもんとのび太の友情の関係に似ている
要約が下手で申し訳ないのですが、つまり、モノの価値というのは値段だけでなく「それを使うことで自分がどう満足できるか?」というところにあるということで、LOVOTは実際に触れてみるとその価値がわかるとのことでした。
説明が下手でスミマセン。次の項目では実際にLOVOTと生活している人たちの口コミを集めてみました。
LOVOTのいる生活
動物と触れ合っているような「健気さ」や「素直さ」を感じることができる。明日の天気を教えてくれたり音楽を掛けてくれたりというような機能は全くなく役に立たないが、それが逆にペットっぽいと言える。
家族として一緒に居たい、癒されます。
色々なことで助けられています。出逢えてよかった。
うちの子供がLOVOTに向かって一生懸命「右足上げてみて~」と教えようとしている。足を上げるのはちょっと難しいかもしれない。
スターウォーズでいう「R2-D2」や「BB-8」のようだ。
最後に開発者の林要氏のコメントが面白かったので紹介します。
何よりも『LOVOT』の最大の特徴は、『何の約にも立たないこと』。
掃除をすることも、料理を手伝ってもくれることもないし、皿を洗ってもくれない。
スマートスピーカーのように、ニュースを知らせたり、渋滞を教えてくれることもない。
LOVOTができることは、ただ動き回ってヒトを覚え、甘えることくらいなのだ…。
ペット系、癒やし系ロボットというのは他にもいるが、AIや自動運転車並のセンサーを搭載し、何十億円もの開発費をかけているにもかかわらず、『甘える』という行為のみを表現できる『家族型ロボット』というのはおそらく世界初だろう。
LOVOTが高いと思いながらもここまで読んでいただきありがとうございました。
LOVOTにお値段以上の価値を見いだせたらきっとあなたの素敵なパートナーになってくれるでしょう。
↓ここでLOVOTの詳細が説明されています